犬を飼うときは、各種届出や狂犬病予防注射などの他にも、様々なルールやマナーを守る必要があります。
大切な愛犬のためにも、以下のようなルールやマナーを守って適切に飼育しましょう。
犬の放し飼いは禁止です
埼玉県では、「埼玉県動物の愛護及び管理に関する条例」により犬の放し飼いが禁止されています。
- 犬は綱や鎖で繋ぐか、柵や檻などの囲いの中で飼養してください。
- 散歩などで自宅の外に出る際は、引き綱(リード)を使用して、飼い主が犬の動きを制御できるようにしてください。
穏やかな気性の犬であったり、よくしつけられた賢い犬だったとしても、犬が苦手な方からすれば関係なく恐怖を感じるものです。
また、自宅の中とは違い、外には予想外の危険が多くあります。大切な愛犬を咬傷などの事故や思わぬ交通事故から守るためにも、引き綱(リード)の使用を徹底してください。
万が一、犬が人を咬んでしまったら……
すぐに最寄りの保健所(鳩山町は坂戸保健所の管内です)へ連絡してください。
犬の事故届が必要なほか、再発防止や犬の検診について保健所からご案内します。
坂戸保健所(坂戸市石井2327-1)
電話番号:049-283-7815
ふんや尿は適切に処理してください
犬のふんや尿を放置すると近隣の住環境の悪化につながります。散歩などで外に出る際には、袋や水など後始末に必要なものを必ず用意してください。
- 道路や公園、他人の敷地などでふんをしてしまった場合は必ず持ち帰りましょう。
- 尿は水などで洗い流したり、ペットシーツで吸い取って持ち帰るなどしましょう。
- 日頃から、自宅で排泄を済ませてから散歩に出かける習慣をつけさせましょう。
悪天候や災害等により散歩に行けない時でも、愛犬が負担なく排泄できるようになります。
鳴き声に注意しましょう
犬の鳴き声は思ったよりも遠くまで聞こえます。
町や保健所にも、「近所で飼っている犬の声がうるさい」といった苦情が多く寄せられています。
外で飼育している犬が通行人などに向かって吠える場合は室内飼いを検討しましょう。
夜間や朝方はもちろん、昼間であっても、必要以上に吠える場合は近隣の迷惑になります。
犬が過剰に吠えるのには何かしらの原因があるものですが、心当たりがない場合は、訓練士などに相談してみることも検討しましょう。
最後まで責任を持って飼いましょう
飼い主の都合で犬を捨てたり、世話を放棄して放置したり、みだりに傷つけたりする行為は犯罪です。
やむを得ない理由で飼いつづけるのが難しくなってしまった場合も、決して無責任に捨てたりせず、周囲に相談したり、代わりに飼ってもらえる方を探すなどの対応をしてください。
手を尽くした結果、それでもどうしようもない場合には、埼玉県動物指導センターが有料で引き取りを行っています。
詳細は以下の埼玉県ホームページでご確認ください。