みんなで支え合い、住み慣れた町でいつまでも生活できる地域づくりのために
認知症は誰にでも起こりうる病気です。いつ自分や家族、親しい友人が認知症になるかわかりません。
そして、私たちと同様、認知症を患った方々の心情も様々です。「認知症の本人は自覚がない」という考えも大きな間違いであり、最初に症状に気づき、だれより一番不安になって苦しむのは本人なのです。
認知症の人は理解力が落ちているものの、感情面はとても繊細です。周囲の人たちが、あたたかく見守り、適切な支援を受けることができれば、自分でできることも増えます。
認知症という病気を理解して、さりげなく自然で優しいサポートを心がけましょう。
認知症サポーター養成講座とは
認知症は、誰にでも起こりうる脳の病気で、85歳以上では4人に1人の割合で症状が現れるといわれています。認知症の人やその家族が穏やかに暮らしていくためには、認知症について周囲の理解と支え合いが必要です。そのため、「認知症を知り地域をつくる10カ年」をテーマに多くの人に認知症を正しく理解し、知識を広めてもらうキャンペーンの一環として、認知症サポーターの養成を全国的に取り組んでいます。鳩山町でも平成17年度からサポーターが養成され、地域で活動しています。
認知症サポーターとは
特別何かの行動を要求されるわけではありませんが、認知症を正しく理解し、日常生活の中で認知症の人と出会ったときに、その人の尊厳を損なうことなく、適切な対応をすることで、認知症の人やその家族を温かく見守り、手助けする応援者となることが期待されています。
オレンジリングとは
認知症サポーターには認知症を支援する「目印」となるブレスレット(オレンジリング)を配付します。この「オレンジリング」が認知症のかたとその家族を支援する連携の「印」になるようなまちを目指しています。
認知症サポーターになるには
90分程度のサポーター養成講座を受講すると、誰でも認知症サポーターになれます(受講は無料です)。
講座の内容
講師役として、認知症の専門的研修を修了したキャラバン・メイトが、認知症の基礎知識や認知症の人と接する際の心構えなどをテキストやDVDなどを使って講義します。鳩山町では、認知症の方とのかかわり方について、寸劇を用いてわかりやすく説明させていただきます。
講座を開催するには
町内の事業所や学校、地域の団体など10人以上の集団に、講師役であるキャラバン・メイトを派遣します。希望日の1カ月程前までに、地域包括支援センター(電話番号:296-7700)へお問い合わせください。(会場はご用意ください)
鳩山町認知症サポーター養成講座申込書 [WORD形式/39.5KB]
講座に参加するには
町の広報等で、日時、会場等のご案内や参加者募集を行っております。詳しくは地域包括支援センターへお問い合わせください。