はとやま 雑感
2009年5月のこのコラムで、鳩山町での犯罪の発生状況について書いたことがあります。当時は、「鳩山町の犯罪の発生率は、西入間警察署の管内で最も低いだけでなく、県内でもかなり低い方です。」といったことを述べさせていただきました。
今回は、最新の鳩山町の犯罪の発生状況について報告してみたいと思います。資料は、埼玉県警が公表する刑法犯認知率で、2017年、2018年の2年分です。
刑法犯認知率というと難しい言葉ですが、警察が刑事事件に当たると判断した事件の、人口一千人あたりの発生率です。簡単に「犯罪の発生率」と言ってもよいと思います。
今月のコラムを書くために改めて調べ、驚きました。2017年は、47件、発生率3.4%、2018年は37件、発生率2.7%で、いずれも県内で一番低い数値でした。
2009年当時もかなり低い方で、低い方から数えて片手プラスαぐらいの位置でした。鳩山町より犯罪の発生率が少ない町村がそれなりにありましたので、できればもっと少なくなれば、と思っていましたが、いつの間にか県内での犯罪の発生率が一番低くなっていました。
さらに、鳩山町の犯罪の特徴的な傾向は、凶悪事件がほとんどなく、空き巣、自転車盗、オートバイ盗が3大犯罪ということです。
この傾向からいうと、犯罪をさせない、ゆるさないという取り組み次第では、根絶に近い状況を作ることも、夢でないように思えます。