鳩山窯跡群(はとやまようせきぐん)とは

はじめに

    鳩山町には、南比企窯跡群(みなみひきようせきぐん)と呼ばれる東日本最大級の窯跡群があります。
    南比企窯跡群は、鳩山町を中心に嵐山町・ときがわ町・東松山市の一部にかけて広がり、6世紀初頭から10世紀前半頃まで須恵器(すえき)や瓦を生産していました。

    奈良時代中頃(8世紀中頃)には武蔵国分寺創建期(むさしこくぶんじそうけんき)の瓦を大量に生産し、南へ約40km離れた国分寺まで運ばれました。
    最も生産が盛んだった頃には数百基の窯跡(かまあと)、そこで働く職人の工房や住居が数多く作られ、焼き物の材料となる粘土をとる穴も大量に掘られました。

    ここで紹介する「鳩山窯跡群」とは、「南比企窯跡群」の中核を成す、鳩山町のほぼ全域に広がる窯跡群の総称で、ゴルフ場の造成にともない発掘調査された「鳩山窯跡群」は、狭義(きょうぎ)での名称となります。

鳩山窯跡群の位置

    鳩山窯跡群の位置
    鳩山窯跡群の位置
    鳩山窯跡群の位置 宇宙からズームアップ!
    黄枠内が鳩山窯跡群、青枠内が南比企窯跡群の範囲を示します。
    鳩山窯跡群遠景
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