「鳩山町公共交通ニーズ」に関するアンケート
町では、今後の公共交通の更なる利便性及び持続性の向上のため、町民の方の移動実態や晁蓋運行に対するニーズを把握することを目的としたアンケート調査を実施しました。この度、調査報告書が完成しましたので公開します。
ご協力ありがとうございました。
アンケートの概要
- 調査対象:鳩山町民の全世帯(中学校を卒業した15歳以上の家族全員が対象)
- 調査方法:郵送配布・郵送回収(返信用封筒による)
- 調査時期:令和2年11月30日〜令和3年1月14日
- 回答数:2,483世帯(計4,865人が回答)(住民基本台帳世帯数5,295での回収率46.9%)
※標本数4,865、母集団(総人口)13,488、調査の信頼レベル99%、誤差1.5%(一般的な調査は信頼レベル95%、誤差5%で行われます) - 回答者の年齢層:10〜30代11.9%、40〜50代17.4%、60代以上69.0%、不明1.7%
アンケート調査結果の概要
普段利用する鉄道駅
普段利用する鉄道駅は「高坂駅」が49.0%で最も多く、次に「坂戸駅」が19.2%、次に競合するバス路線のない「北坂戸駅」が18.6%の利用率でした。
平日の1日あたりの外出者数
平日の1日あたりの外出者数(複数回答)は、町内での最多は「松ヶ丘」の443.9人、町外での最多は入西地区の「生鮮食品TOP」411.4人「コモディイイダ」344.1人の計755.5人でした。次に多いのが「高坂駅以外の東松山市、嵐山町、ときがわ町、小川町、滑川町方面」で503.8人でした。
平日に移動をあきらめている目的地
公共交通が不便であることが原因で移動をあきらめている外出先(複数回答)は、「コモディイイダ」が38.3%で最も多く、「生鮮食品TOP」が31.3%、「その他入西地区」が20.3%、「坂戸駅」が19.3%と続きました。
町内循環バス廃止とデマンドタクシーへの置き換えに対する意見
町内循環バスを廃止し、デマンドタクシーへの置き換えを行うことについて、賛成が50.0%、反対が8.0%、わからないが34.0%となっていて、賛成が反対を大きく上回りました。そのうち「わからない」という方の約84%の方は普段、循環バスを利用していない方となっています。
インターネットの利用状況
インターネットの未利用率は17.8%で、70歳以上の方に限っても約3割にとどまり、大多数の方がインターネットを利用していました。
インターネットの利用手段(複数回答)は、高い順にスマートフォンが57.1%、パソコンが34.5%、タブレットが12.3%となっています。
デマンドタクシーの運賃について
持続可能な運行のため、デマンドタクシーの運賃について、100円までなら値上げしても利用すると回答した方は、町内便は67.2%、医大便は46.3%となっています。
今後新たにデマンドタクシーが町外への拠点へ接続した場合、利用したいと思う運賃は300円が36.6%、500円が27.5%となりました。
アンケート調査結果詳細
アンケートの調査結果の詳細につきましてはこちらからご覧ください。
アンケート調査結果報告書 [PDF形式/3.03MB]
今後の運行内容見直しの基本方針
アンケート結果を踏まえ、令和3年3月22日に開催した「鳩山町地域公共交通会議」で、町地域公共交通の今後の運行見直し内容に関し、以下の基本方針を決定しました。
基本方針
- デマンドタクシーの入西地区及び北坂戸駅への町外運行を具体化する方針で運行内容の見直しの検討を進める
- 循環バスのデマンドへの置き換えの具体案を検討する
- デマンドタクシーの土日運行分の予約対応を検討する
- デマンドタクシーの運賃の見直しの検討を行う
上記の基本方針をもとに、今後具体案を「鳩山町地域公共交通会議」で実現に向けて審議していく予定となっています。