統計調査員
統計調査員制度の沿革
我が国で最初に統計調査員が置かれたのは、明治27年の農商務統計で、その時は統計調査委員と呼ばれていました。しかしその仕事は、農商務統計報告規程において「郡市町村適宜の区画によりなるべく若干の統計調査委員を設けその事務を補助せしむべし」と定められているとおり、事務の補助であって、今のようなものではありませんでした。
現在のような仕事をする統計調査員が置かれたのは大正9年の第1回国勢調査で、この時には、全国に約27万人の国勢調査員が置かれました。この調査以降、統計調査を統計調査員によって実施することが多くなってきました。
戦後は、昭和22年に制定された統計法(第12条)で、調査を実施するときに統計調査員を置くことができるように規程されました。我が国では調査票の回収率が上がるなどの理由で、調査員調査が広く採用されています。
統計調査員とは
統計調査員は、統計調査の最前線でデータを集めるという、とても大切な仕事を担っています。
一人ひとりの統計調査員が集めたデータの集大成が「統計」として公表され、各方面に利用されるわけですから、個々の調査員の活躍が統計全体の正確性を左右します。
基幹統計調査スケジュール
所管省庁
総務省
調査名
国勢調査
調査時期
10月1日
調査名
経済センサス−活動調査
調査時期
6月1日
調査名
住宅・土地統計調査
調査時期
10月1日
所管省庁
農林水産省
調査名
農林業センサス
調査時期
2月1日
所管省庁
文部科学省
調査名
学校基本調査
調査時期
5月1日