給食の献立はどんなふうに決まるのか知っていますか。ここでは、献立作りの主な流れなどを説明します。
献立作成の流れについて
献立の作成にあたっては、子どもたちにとって魅力あるおいしい食事内容とするとともに、必要な栄養素を十分に満たし、さらに衛生管理が行き届くように配慮しています。
献立ができるまでは、次の手順で行い、決定されたら印刷をし、各児童生徒に配布しています。
作業の流れ | 担当者 | 主な作業の内容 |
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献立原案の作成 | 学校栄養職員 (栄養士) |
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献立案の検討 | 給食主任会 |
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献立の決定 | 給食センター所長 |
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給食主任会とは?
給食主任会とは、それぞれの学校から選任された給食主任(小中学校の教諭)と学校栄養職員及び給食センター所長とで、献立の作成や学校給食の円滑な運営に関する事項等を協議しています。
メンバー構成
給食主任(4名)、学校栄養職員(1名)、給食センター所長(1名)・・・合計6名
学校給食の主な内容について
ご飯 (週3回)
学校給食専門の毛呂山米飯工場で炊かれ、各学校にクラス分けして配達されます。 ご飯の量はクラスごとに調節しています。
産地 鳩山産米 キヌヒカリ 100%
白いご飯のほかに、カレーの日には麦ご飯、セルフまぜご飯の日には酢飯を出しています。
また、わかめご飯・茶飯・ドライカレーなどのかわりご飯も出しています。
パン (週1回)
岩槻市にある埼玉県学校給食パン(協)の工場で、前日に焼かれたものが、翌日各学校に配達されます。
食パンのほかに、約25種類のパンがあります。小麦粉は無漂白のものを使用しており、そのうち約50%は県産の小麦です。
また、県産小麦(中力粉)100%使用のパンも数種類作られています。
めん (週1回)
坂戸市にある県指定の製めん工場で、その日のうちに作られ各学校にクラス分けされて配送されます。
パンと同じく、無漂白の小麦粉(うち30%は県内産)で作られています。また、県産小麦100%使用の「地粉うどん」もあります。
製めん工場の都合で、めん類は火曜日となっています。
牛乳
熊谷市にある県で指定した製造工場から前日に作られたものが、当日の朝配送されます。
牛乳にはたんぱく質・脂肪・糖質・ビタミン類・カルシウムなどの栄養素がバランス良く含まれており、発育期の児童にかかせないものとして、給食では毎日つきます。
牛乳アレルギーで牛乳を飲む事のできないお子さんのために、平成14年度より代替品としてウーロン茶を出す事も可能となりました。
そして現在は、ウーロン茶ではなく、給食主任会で推薦された、緑茶を代替品としています。
おかず
煮物・揚げ物・炒め物・蒸し物・茹で物・汁物など、バラエティに富んだ料理を心がけています。
また、家庭で不足しがちな大豆製品・魚介類・海草類や、かみごたえのある食品を積極的に献立へ取り入れるようにしています。
なお、地場農産物もできるだけ取り入れるようにしています。