鳩山の春
最近、徒歩で出勤することが多くなりました。きっかけは東日本大震災直後のガソリン不足です。店頭に2〜3時間並んで購入する時間がとれません。ならばできるだけ節約しようというのが始まりでした。
自宅から役場まで15 〜 20分程度の距離ですが、30 〜 40分かけて鳩山の自然を楽しみながら歩くようになりました。肌寒い日もありましたが、日によっては汗ばむこともあります。
歩いていると、ヒバリの声が聞こえるので、見回してみると頭の真上を飛んでいました。ヒバリだけでなく、さまざまな小鳥の鳴き声が聞こえます。ヒバリ以外に、スズメやウグイスの声ぐらいはわかりますが、詳しくないので調べてみました。この時期鳩山では、このほかホオジロ、メジロ、カワラヒワ、ヒヨドリ、ガビチョウ、オナガといった鳥の鳴き声が聞こえるそうです。この広報がお手元に届くころには、ほかの野鳥の鳴き声に変わることでしょう。
鳥だけでなく、草花も一斉に咲き始めました。この原稿を書いている4月中旬、桜は満開を迎え、足元には、タンポポやナズナ、スミレが咲いています。少し遠くに目を向けるとレンゲが一面に咲いています。こうした自然が鳩山の良いところでしょう。
「町おこし」等の研修で必ず指摘されるのは、町の活性化はまず地域の良いところに着目し、より一層伸ばすことから始まるとされます。全町公園化構想は、まさにこの視点からのものです。
次回は、その逆の町の課題である就業の場の確保ということで、企業誘致の現状についてふれさせていただきます。