65歳〜74歳の医療費

鳩山町は、平均寿命や健康寿命などの健康指標が、県内市町村の中でトップクラスです。このコラム欄をはじめ、様々な場面で紹介済みですが、新たなデータが出てきました。前期高齢者（65歳〜74歳）の医療費です。

国民健康保険被保険者のうち、鳩山町の前期高齢者（65歳〜 74歳）の1人当たりの医療費は、平成22年度については県内の市町村で最低であることがわかりました。
市町村平均は、447,088円なのに対して、鳩山町は、390,258円で、市町村平均に比べ1人当たり約5万7千円も少なくなっています。

鳩山町は、健康づくりを町の中心的な施策に位置付け、「高年者トレーニング教室」や「地域健康教室」を大東文化大学スポーツ・健康科学部や東京都健康長寿医療センター研究所と連携しながら進めてきました。今年度から「はとやまAKB測定」、「健康が一番！ K- 1測定2011」など新たな取り組みを始めています。
前者は大東文化大学スポーツ・健康科学部との連携事業で、「歩く力のA、筋力のK、バランスのB が重要」ということから、歩く力や筋力、バランス能力を測定するものです。後者は、東京都健康長寿医療センター研究所との連携事業で、動脈硬化度測定、体組成測定、聴覚検査測定などを行います。

いずれも他の自治体の検診等では、見られない測定ばかりです。とくにバランス能力を測る測定機は、日本に大東文化大学をはじめ数台しかない、めずらしいものです。来年度もこうした事業を継続しながら、新たな取り組みができればと考えています。