二つの手紙
二つの手紙の内容を紹介します。一つ目は、鳩山中学校への手紙で、「おじいさんを助けてくれた方へ」という、鳩山中学校の保護者からのものです。
内容は次のようなものです。女子中学生3人が、赤沼地区の逆川沼公園付近でしゃがみ込んでいたおじいさんに声をかけ、立ち上がるのを助けようとしましたが、倒れかけてしまったので、近くの駐車場に車を停めていた手紙の主に、「自宅まで送り届けてください」とお願いしたそうです。
無事に送り届ける事ができたということを、その3人の女子中学生に伝えていただきたいという内容でした。
二つ目は、今宿小学校へ届いた、町外に住む方からの手紙です。4月28日の「つつじ祭」の会場で、その方が小児がん治療開発サポートの寄付を募っていたそうです。
今宿小学校の子どもたちがたくさん来場していたので、「君たちと同じくらいの年で、ガンになった子どもたちのために、寄付を集めている」と説明したところ、ほとんどの子どもたちが、お祭りの楽しみとして持ってきていたお小遣いの中から、進んで寄付をしていたとのことです。中には、「もう欲しいものはないから」と数百円から千円を寄付した小学生もいたようです。
二つの手紙主の方はどちらも、子どもたちの他人を思いやる行動へのお礼と、こうした子どもたちを育てている学校の先生たちに対する感謝の言葉で手紙を締めくくっていました。