鳩山町の財政 (1)(平成24年 広報はとやま 4月号 掲載)

鳩山町の財政 (1)

鳩山町長 小峰孝雄最近、地方自治体の財政状況の分析の仕方を簡単に解説した本に出会いました。「誰にでも分かる自治体財政指標の読み方」(今井太志/著) という本です。この先「行政サービスが削られたり、税金や公共料金が値上がりしたりしないだろうか」という視点から解説してあります。

「行政サービスが削られたり、税金や公共料金が値上がりしたりしないだろうか」という視点に立つと、3つの点が重要としています。それは、
(1) 赤字があるかないか
(2) 貯金があるかないか
(3) 借金が他の自治体と比べて多いか少ないか
という3点です。この3点からアプローチして鳩山町の財政状況を見てみたいと思います。

まず、今月は (1) の赤字があるかという点ですが、この本で赤字としているのは、企業でいえば累積赤字の状態をいいます。一度累積赤字が生じた場合、その解消は簡単ではありません。翌年度に歳入が同じなら、赤字額の2倍の歳出を削減しないと累積赤字を解消することはできないのです。
例えば、歳入が20 億円の町で、歳出が22億円になり赤字が2億円発生したとすると、翌年度に赤字を解消するためには、歳入が同じなら歳出を4億円減らさないといけないのです。何もしなければ、雪だるま式に赤字は増え続けることになります。

幸いにも鳩山町は、累積赤字の状態ではありません。単年度だけみると、赤字の場合がありますが、貯金(基金)の取崩しで賄うことができています。

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