土星の環(平成29年 広報はとやま4月号 掲載)

はとやま 雑感

鳩山町長 小峰孝雄今月は、趣味の話をさせていただきます。今年、来年は天体の世界では惑星が関心を集めることになりそうです。

土星は、惑星の中でも特に人気が高いといわれています。その理由は他の惑星では見ることのできない見事な「環」にあります。この土星の環は肉眼では見ることはできませんが、望遠鏡があれば比較的容易に見ることができます。

土星の環は、30年周期で傾きが変化します。変化する理由を説明すると長くなりますので省きますが、太陽と地球と土星の位置関係とだけ申し上げておきます。

現在は、地球から見て、手前が下になっていますが、傾斜が今年最大になるのです。今後は、7.5年かけて水平になり、環が見えなくなります。

さらにその後は手前が上になりはじめ、7.5年かけて手前が上の傾きが最大になるのです。この間15年です。

その後は、逆の動きをし、7.5年かけて水平になります。水平になった後は、手前が下に戻り、また7.5年で手前が下の最大の傾きに戻るのです。30年周期ということです。

水平になった時、環が見えなくなる理由ですが、土星の環の厚さは、わずか20キロメートルほどしかありません。地球と土星の距離は約15億キロメートルですので、水平の状態では、環が消えてしまった様に見えるのです。

来年は、火星の大接近の年になります。ということで、しばらくは、惑星が天体の世界では、話題となりそうです。

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