はとやま 雑感
医療費に関する新しい指標、医療費水準という指標が策定され、その数値が公表されました。それによりますと、鳩山町の医療費水準は、全国水準を1とすると、0.833で、全国水準より16〜17%低くなっており、県内で一番低い数値となりました。
医療費は、高齢化が進めば進むほど高くなることがわかっています。ですから、単純にA町とB町の一人当たりの医療費を比較して、仮にA町の方が低かったとしても、医療費が抑制されているのか、それとも年齢構成が若いことにより、低くなっているのかの区別がつきませんでした。
今回示された新しい指標は、人口の年齢構成の相違分を補正したもので、この指標を使えば、医療費の削減効果が判断できるのです。
すでにご存知のように、鳩山町は、県内で高齢化率が群を抜いて高く、第1位です。一方、国民健康保険の一人当たりの医療費は、平成27年度で県内第31位と、高齢化が進んでいる割には、比較的医療費は抑えられているのではないかという推測はしていました。今回の指標により、鳩山町の健康づくりが、医療費削減に結びついているということが明確になってきました。
健康寿命男女とも第1位(2年連続)、介護認定率県内で低い方から第2位、介護保険料県内で低い方から第3位、医療費水準が県内で一番低いという数値を見れば、健康寿命の延伸を目指した方向性は、正しかったものと思います。
今後も健康寿命の延伸に力点を置いた施策を進めてまいりたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いします。