株式会社 良品計画
すでにマスコミ報道等でご存知の方が多いと思いますが、無印良品のブランドで店舗展開している株式会社 良品計画の鳩山センター(首都圏の流通センター)が、鳩山町奥田地内に開設されることが決まりました。現在、平成26 年11 月の操業開始に向け造成工事が始まっています。
はじめて株式会社 良品計画の担当者とお会いしたのは、2年前の2 月でした。その間、東日本大震災があり、現在、浦安市にある流通センターが液状化で被害にあいました。このことも元々地盤の堅い鳩山町に流通センターを移設する要因となったようです。
しかし、すべてが順調だったわけでありません。最大の難関は、流通系の企業を誘致するには、アクセス道路となる県道東松山・越生線の道路幅員が狭いことでした。このため、県道ではありますが、県に代わって町が拡幅し歩道を整備するという決断をしました。
正直、勇気のいる判断でしたが、さいわい歩道用地の地権者の皆さまをはじめ、町議会や地元住民の皆様のご理解・ご協力をいただき、昨年末には、当該道路の歩道整備事業が無事終了しました。
約17ヘクタールの敷地に、地上4階地下1 階、縦300m、横100m の流通センターになります。株式会社 良品計画では、250 名程度の雇用を考えているようです。固定資産税だけで、約1億円の増収が見込めます。
今後も企業誘致には力を入れていきますが、今回の経験で鳩山町の企業誘致の課題も鮮明になりました。
それは、企業誘致に必要なインフラ整備が鳩山町では遅れているということです。特に道路です。10 年、20年後をも見据えた整備が必要と思います。