石坂の森

4月の中旬に、森田光一東松山市長と東松山市の「市民の森」・鳩山町の「石坂の森」をお互いに視察しました。
「市民の森」は約32ha、「石坂の森」は約40ha であり、隣接しています。それぞれ経緯やコンセプトなどは異なるものの、自然保護を目的に市民団体の協力を得ながら管理されています。

ほぼ境界に沿って道路があるものの、明確な違いがあるわけではありません。植物相や保全のコンセプトの違いはありますが、それもある程度の知識がないと気付きません。
そこで、以前から森田市長と両方の森の一体的な活用ができないか、そのためにはまず一緒に歩いてみましょう、ということになっていました。さまざまな事情があり、先送りになっていましたが、このたび実現したものです。

実際にこの二つの森を散策している方々は、両者を明確に区別しているわけではありません。「石坂の森」の管理をお願いしているNPO法人の調査によりますと、「石坂の森」の一日平均の来訪者数は、約70人から140 人。東松山市民、鳩山町民、坂戸市民の順で、この3自治体から約8割、中には都心から定期的に訪れている方もいます。「石坂の森」を訪れる方は、当然のように「市民の森」も散策しています。

視察結果ですが、一体的な活用のために今後担当者レベルで定期的に話し合いの場を持っていくことや、散策ルートの案内板の共同設置、案内パンフレットの共同制作が確認されました。

この号が配布されるころには、「石坂の森」では、ホタルを見ることができます。一度「石坂の森」を訪れてみてはいかがでしょうか。