鳩山の星空 その2(平成25年 広報はとやま 11月号 掲載)

鳩山の星空 その2

鳩山町長 小峰孝雄10月14日未明、アイソン彗星を撮影することができました。自宅庭から、アンドロメダ銀河を撮影中、何気なく、もう一つの望遠鏡で、火星をのぞいたところ、望遠鏡のコントローラーには、その近くをアイソン彗星が通過している表示が出ていました。

もちろん肉眼では見えませんし、望遠鏡で探しても見つかりませんでした。写真なら撮れるのではと思い、アンドロメダ銀河の撮影を早々に切り上げ、アイソン彗星と火星がともに同一写野に入ると思われる方向に望遠鏡を向けシャッターを切ったところ、明らかに他の星とは違う尾を持つ彗星が写っていました。

以前にも書きましたが、鳩山からは比較的よく星が見えます。東から南にかけては、都会からの光の影響で、星を見るのには適しているとはいえませんが、他の方向はよく見えます。オリオン座やカシオペア座など有名な星座だけでなく、その他の星座も星座表を手元に置きながらであれば、探すことができます。今の季節ですと、夏秋冬を代表する星の並びを一晩で見ることができます。暗くなり始めると夏の大三角形が天頂近くに見え、やがて秋の四辺形がとってかわって真上近く、やや南よりに見えます。未明には、冬の大三角形が南東の方向に昇ってきます。

ところで、世紀の大彗星になるのではといわれたアイソン彗星ですが、予想に反し明るさの増し方が今ひとつです。現時点でも106ミリの屈折望遠鏡では見えず、望遠鏡を接続したカメラでやっと捉えることができました。
彗星は予想が難しいといわれます。太陽に最接近する前後に大きく光度を増すこともあるようです。なんとか肉眼で見られることを期待しましょう。

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