鳩山町議会令和7年第3回定例会(9月)
行政報告をさせていただきます。
はじめに、夏の暑さ対策を兼ねたイベントについてでございます。
7月19日から9月7日まで、農村公園親水広場の人工滝を休日限定で再開し、「滝開き2025農村公園で猛暑を吹き飛ばせ」を開催いたしました。令和3年以来休止していた人工滝を復活させ、涼を感じながら交流できる場を提供することができました。初日にはかき氷の無料配布や水遊び体験、商工会による出店なども行われ、町内外から約300名の方々にお越しいただき、自然豊かな鳩山町ならではの魅力を再認識する機会となりました。
また、「鳩山町かき氷の日大作戦」と題し、7月25日のかき氷の日、さらに8月10日のハトの日に合わせ、鳩山町コミュニティ・マルシェ及び鳩山町上熊井農産物直売所「ちょっくま」の2か所でかき氷の無料配布を実施いたしました。猛暑の中で多くの方に喜んでいただき、さらに買い物や交流のきっかけにもつなげることができ、関係人口の拡大や町の魅力発信にも効果を上げることができたものと考えております。
さらに、8月2日には鳩山町商工会主催による「納涼夏まつり」が開催され、約2,500人の来場者でにぎわいました。和太鼓やダンス、よさこい踊りなどのステージ発表に加え、町民による盆踊りも披露され、恒例の打ち上げ花火では真夏の夜空を彩り、歓声が上がりました。暑い夏を楽しさに変える、たいへん意義ある催しとなったと感じております。
次に、町民の皆様との対話事業についてご報告いたします。
まず、「こんな町にしたいな 町民交流ワールドカフェ」を6月23日、24日、26日の3日間で実施いたしました。延べ51名の方々にご参加いただき、高齢者のコミュニティづくりや子どもの遊び場の整備など、持続可能なまちづくりに向けた前向きな意見を数多くいただきました。アンケートでは9割以上の方が「今後も参加したい」と回答され、町民参画の意識の高まりを実感いたしました。
また、町内の子どもたちとの交流事業「はい、いただきます!町長といっしょに給食タイム」を開始いたしました。この事業は、町内すべての幼稚園、小中学校を訪問し、児童生徒と給食をともにしながら直接意見交換を行うものでございます。1学期には鳩山小学校を訪問し、鳩山町産あんずを使った手作りジャムを味わいながら給食やまちづくりに関する意見交換をいたしました。今後も順次訪問を進め、子どもたちの声を町政に反映してまいりたいと考えております。
最後に、「交通死亡事故ゼロ6,000日達成」についてでございます。
鳩山町では平成21年2月2日から交通死亡事故ゼロの記録を更新し、去る7月8日をもちまして6,000日を迎えることができました。この記録は県内自治体で第1位の成果であり、「安全・安心なまち」を象徴する偉業の1つとなりました。記録の継続にあたりましては、議会をはじめ、西入間警察署や交通安全協会など関係機関の皆様のご尽力に深く感謝申し上げます。7月20日には記念式典を開催し、県警音楽隊と鳩山中学校吹奏楽部による合同演奏も行われ、町を挙げて節目を祝うことができました。今後は7,000日、8,000日と記録を積み重ね、更なる交通安全施策を推進し、安全・安心なまちづくりを進めてまいります。
さて、本定例会に上程されます案件は、専決処分の承認に関するもの1件、条例の制定に関するもの7件、指定管理者の指定に関するもの1件、令和6年度一般会計、特別会計及び企業会計決算認定に関するもの6件、令和6年度水道事業会計未処分利益剰余金の処分に関するもの1件、令和6年度下水道事業会計未処分利益剰余金の処分に関するもの1件、令和7年度一般会計、特別会計及び企業会計補正予算の議定に関するもの4件、人事に関するもの1件の計22案件でございます。いずれも重要案件でありますので、慎重なご審議をいただき、速やかなるご議決を賜りますようお願い申し上げます。
なお、併せて、財政健全化法に基づく令和6年度健全化判断比率の報告、令和6年度資金不足比率の報告及び令和6年度教育委員会の事務に関する点検評価の報告が計3件ございますので、よろしくお願い申し上げ、あいさつ並びに行政報告とさせていただきます。