鳩山町議会令和3年第2回臨時会（10月）

行政報告をいたします。

はじめに、「デマンドタクシーの入西地区及び北坂戸駅付近への町外運行と土日運行の実施時期」についてでございます。

今年の広報9月号でもお知らせしましたが、「総合計画・都市計画マスタープラン」策定に向けた町民意識調査の結果では、町民の約7割の方が「今、幸せだと感じている」と回答しています。

また、民間会社の大東建託株式会社の調査した「街の住みごこちランキング2021」でも、住民の「幸福度ランキング」が首都圏1位になり、日本経済新聞、フジテレビ及びネットニュースでも全国的な記事として取り上げられました。

しかし、いずれの調査内容も、住民の「不満な点」としてあげられているのは、「交通の便が悪い町」ということでした。

私としても、町長に就任以来、町の大きな懸案事項のひとつとして位置付けており、平成21年7月にデマンドタクシーの運行を開始するなど、改善策を模索してきましたが、今年の9月28日に開催された「鳩山町地域公共交通会議」で、交通事業者等との調整が整い、デマンドタクシーの入西地区及び北坂戸駅付近への町外運行開始と土日運行の開始時期が正式に決定しましたのでご報告させていただきます。

デマンドタクシーの入西地区及び北坂戸駅付近への町外運行は令和4年4月1日から運行を開始し、坂戸市入西地区に3か所、北坂戸駅付近に1か所乗降できるようになります。また、デマンドタクシーの土日運行も、令和4年4月2日（土曜日）から実施することになりました。

なお、令和4年度は、鳩山町の町制施行40周年という節目の年となり、今まで以上に町民の皆様の生活交通として便利となったデマンドタクシーも新たなステージヘ進んでいくことになります。これに、併せてデマンドタクシーの愛称を募集したいと考えております。詳しくは、広報11月号をご覧いただきたいと思いますが、たくさんの皆様のご応募をお待ちしております。

次に、「上熊井農産物直売所のグランドオープン」についてでございます。

上熊井農産物直売所は、緊急事態宣言が発令されている中ではございましたが、本年8月10日にプレオープンし、地域で生産された農産物等を販売する新たな場として、順調な滑り出しをしたところでございます。

そして、本年10月1日に、緊急事態宣言は解除されましたが、新型コロナウイルス感染防止に留意しながら、グランドオープンを迎えることができました。

今回のグランドオープンに際しましては、プレオープン期間中に、出荷登録されている方や来訪される方からいただきましたご意見等を参考に、売り場構成の変更や陳列方法の見直しを行うなど、指定管理者と町が連携し「より魅力的な直売所」となるよう努めたところでございます。

私も、当日の午後に直売所に伺いましたが、プレオープン以上に多くの来訪者の方の姿を拝見いたしました。今後の運営に大きな期待を寄せたところでございます。なお、グランドオープンから土日を含む3日間の累計で、レジを通過した購入者数が1,476人、1日の売り上げもこれまでの最高となる60万円以上になったと報告をいただいております。

また、10月12日には、亀井小学校3年生による施設見学が実施されました。当日は11人の児童が、どのような農産物が出荷され販売されているのか、買物をする場合の手順を確認するなど、教育の場としての活用も進められているところでございます。

今後におきましても、町は、指定管理者の「株式会社グッドスタッフ」と連携・協力し、地域の皆様に末永く愛される施設として、また、地域農業の振興と地域活性化の拠点施設としての運営を、目指して参りたいと考えております。

最後に、「上熊井農産物直売所の愛称募集」についてでございます。

9月中に募集を行いましたが、191人の方から551作品と非常に多くのご応募をいただき、当該施設の関心の高さを改めて認識したところでございます。

ご応募いただいた作品から最終候補として7作品を選考し、直売所において「来訪者の投票による最終選考」を行いました。現在、投票結果の集計を行っており、11月1日に公表する予定でございますことをご報告させていただきます。

さて、本日の臨時会に上程されます議案は、「町長及び副町長の給料の減額支給に関する条例の制定について」及び「令和3年度鳩山町一般会計補正予算（第5号）の議定について」の2議案でございます。

重要案件でありますので、慎重なご審議をいただき、速やかなるご議決を賜りますようお願い申しあげまして、行政報告とさせていただきます。