鳩山町議会令和3年第1回定例会(3月)
令和3年第1回定例会(3月)行政報告
行政報告をいたします。
はじめに、「新型コロナウイルスによる緊急事態宣言に伴う町内の小中学校、民間の介護や障がい者施設などへの衛生用品の配布について」でございます。
皆さんご存じのとおり、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、埼玉県に緊急事態宣言が1月8日に発出されました。町ではこの宣言を受けて、町内での集団感染を防止するための対策の一環として、保育園、学童保育、小中学校、民間の介護や障がい者施設など32施設に、アルコールハンドジェルやハンドソープなど、合計720箱を令和3年1月14日と15日に急遽配布いたしました。施設の規模に応じて配布しましたが、数カ月は十分対応できると考えております。
なお、このアルコールハンドジェルやハンドソープは、銀座ステファニー化粧品株式会社から県を通して寄贈を受けたものを町内の小中学校や福祉施設等に配布を行ったものでございます。
次に、「新型コロナウイルスワクチン接種について」でございます。
町では、国が示す新型コロナワクチン接種の開始時期に、町民の皆さまが安心してスムースに接種できるよう、国及び県から発出される最新の情報を基に接種体制の構築を図っております。
準備にあたりましては、国の補正予算が成立した1月28日の翌日の1月29日に鳩山町一般会計補正予算(第8号)を専決処分し、2,162万8,000円を追加させていただきました。
現在までに、健康管理システムの改修やコールセンター業務の契約を締結し、接種券の郵送準備やコールセンターの開設準備をしているほか、接種を実施する集団会場や医療機関とスケジュールの調整、並びに接種に当たる医療従事者の確保などを町内医療機関、比企医師会などと協議をしながら、接種のための万全な体制を整備できるように、準備・調整を図っているところでございます。
「3月号の広報はとやま」では、ワクチン接種について一部の情報を掲載させていただいておりますが、いまだに流動的な情報も多いため、3月中旬以降に送付を予定している接種券の発送と同時に、町民の皆さまが知りたい最新の情報を同封させていただく予定としております。
新型コロナウイルスを一日でも早く終息させて、安心して生活できる社会を取り戻すため、ワクチンを可能な限り早く、そして安心して接種いただけるように引き続き努力して参る所存でございます。
最後に、「地域再生大賞優秀賞の受賞について」でございます。
地域の活性化に成果を上げた団体を、共同通信や埼玉新聞など地方紙46紙が表彰する「第11回地域再生大賞」の受賞団体が令和3年1月30日に決定いたしました。
埼玉県では、鳩山町コミュニティ・マルシェの指定管理者であるアール・エフ・エー 代表 藤村龍至氏がノミネートされ、みごとに優秀賞を受賞しました。
評価された点は、指定管理者として、ニュータウン再生を図るため、スーパー跡地や空き家を活用し、地元住民を巻き込んで、カフェ事業や移住推進事業、学生シェアハウス事業、アーティストの創作活動の場の提供などの活動を展開している点でございます。
町としては、鳩山町コミュニティ・マルシェの活動がオープンして約4年で、全国の地方新聞社や地域再生の専門家の方々に高い評価をしていただき、大変うれしく思っております。
さて、本定例会に上程されます案件は、専決処分の承認に関するもの1件、町の条例の一部改正に関するもの8件、鳩山町総合福祉センターの指定管理者の指定に関するもの1件、令和2年度一般会計、特別会計及び企業会計補正予算の議定に関するもの8件、令和3年度一般会計、特別会計及び企業会計予算の議定に関するもの7件、町道路線の認定に関するもの1件の計26件でございます。
いずれも重要案件でありますので、慎重なご審議をいただき、速やかなるご議決を賜りますようお願い申し上げます。
なお、併せて、専決処分の報告が1件ございますので、よろしくお願い申し上げ、行政報告とさせていただきます。