鳩山町議会令和7年第2回定例会(6月)
行政報告をさせていただきます。
はじめに、「職員採用について」でございます。
現在、質の高い行政サービスを提供するため、私自らトップセールスによるメディア出演や、本年4月1日からは『職場改革計画2025』を実施しておりますが、こうした取り組みの成果もあり、令和7年7月1日採用予定の職員採用試験には70名の申込みがありました。これは昨年同時期と比較して約10倍にあたります。申込者の7割以上が20代の方々で、「鳩山町で仕事がしたい」「幸福なまちづくりに関わりたい」といった声も寄せられ、大変心強く感じております。さらに、町ホームページの閲覧数は、前年同月と比較して約2.7倍に増加した月もあり、また、SNSフォロワー数も前年度の約1.6倍に増加するなど、鳩山町への関心の高まりを実感しております。今後も、町の魅力発信と職場環境の改善に取り組み、サービスの向上に繋げていきたいと考えております。
次に、鳩山町版「農地バンク」と「湛水直播実証事業」についてでございます。
農地の有効活用や農家の担い手不足対策などを目的に鳩山町版「農地バンク」を7月1日から実施します。また、水稲栽培の省力化技術である「湛水直播実証事業」を令和7年5月15日に実演会を行い、現在、農家の皆さんに肥培管理契約などを行っているところでございます。
このように、私の政策の一つに掲げた農業政策を積極的に取り組んでいるところでございます。
次に、「埼玉県65歳健康寿命」についてでございます。
この指標は、65歳以上の方が要介護とならず自立した生活を送れる年数を示すもので、県の衛生研究所から最新の調査結果が公表されました。鳩山町は男性が19.21年で10年連続の県内第1位、女性は21.65年で県内第2位という結果となりました。町民の皆様の健康づくりや地域活動への積極的な参加が県内トップレベルの成果に繋がっているものと考えております。これからも、健康寿命の延伸に向けた施策を継続してまいります。
最後に、町のDX推進施策として、令和6年度に実施いたしました「Smart HATOYAMA 役立つ情報発信システム整備事業」についてでございます。これは、行政サービスのデジタル化を推進するため、3つの新たなデジタルシステムを整備したものでございます。
1つ目は「鳩山町子育て支援アプリ はとっこ」についてでございます。これは、「少子化対策チャレンジプラン」に基づき、子どもの成長記録や予防接種情報、子育て関連のイベント情報等が一括で取得できる便利なツールとして、令和7年4月1日より運用を開始しております。
2つ目は「公共施設予約システム」でございます。これは、スマートフォンやパソコンで公共施設の空き状況の確認や予約が可能となるもので、利用者説明会を経て、令和7年5月12日より本格運用を開始いたしました。住民の利便性向上に加え、窓口業務の効率化にも寄与するものと考えております。
3つ目は「鳩山町デジタル博物館」についてでございます。これは、国の史跡に指定された南比企窯跡をはじめ、町の歴史をスマートフォン等で疑似体験できるシステムであり、令和7年4月1日より運用を開始しました。これにより、町の魅力発信と交流人口の拡大を図ってまいります。今後も、町民の皆様の暮らしの質を高めるため、デジタル技術を積極的に活用し、よりよい行政サービスの提供に尽力してまいります。
さて、本定例会に上程されます案件は、条例の制定に関するもの3件、令和7年度一般会計、特別会計及び企業会計補正予算の議定に関するもの4件、工事請負契約の締結に関するもの1件、人事に関するもの3件の計11案件でございます。いずれも重要案件でありますので、慎重なご審議をいただき、速やかなるご議決を賜りますようお願い申し上げます。
なお、併せて、令和6年度一般会計繰越明許費繰越計算書の報告が1件、令和6年度水道事業会計継続費繰越計算書の報告が1件ございますので、よろしくお願い申し上げ、行政報告とさせていただきます。