鳩山町議会令和7年第4回定例会(12月)

行政報告をさせていただきます。
はじめに、「河川・道路ライブカメラの設置」についてでございます。令和元年東日本台風や令和4年の豪雨被害等の経験を踏まえ、10月15日より町内3か所にライブカメラを設置し、映像の公開を開始いたしました。昼夜を問わず河川や道路状況を確認でき、避難行動の判断材料としてもご活用いただけます。新聞等でも取り上げられた最先端技術のAIによるプライバシー保護や冠水検知アラートも備えており、災害時の迅速な情報共有と対応力の向上につなげ、本町の安心・安全なまちづくりを一層推進してまいります。
次に、民間企業のノウハウ等を活用して行政サービスを充実させる、官民連携の取り組みについてご報告申し上げます。
まず、9月30日の明治安田生命保険相互会社との包括連携協定であります。同社は相互扶助の精神に基づき、健康づくり、次世代育成、防災、安全・安心など地域密着の活動を展開しており、町としても多様な分野で力強い協力を得られる体制が整いました。
次に、10月3日には、株式会社良品計画との災害時における物資供給等に関する協定を締結し、災害時に食料品や日用品を迅速に調達・供給できる仕組みを整えました。これら一連の協定締結により、福祉・健康・防災を総合的に支える力が大きく強化されたものと考えております。
さらに、11月27日には、介護・医療・予防・住まい・生活支援を一体的に提供するよし乃郷グループとの地域福祉推進等に関する連携協定を締結しました。高齢者や障がい者の生活支援、栄養支援、見守り、防犯対策など、町民の皆様の暮らしを身近なところから支える体制づくりを進めてまいります。
最後に、町が主催となった秋のスポーツや文化の主要イベントについてご報告いたします。10月5日に開催した「第2回 鳩山町スポーツフェスティバル チャレンジスポーツはとやま2025」では、16ブースに延べ1,411名が参加し、スポーツ体験や健康測定を通じて町民の交流と健康づくりにつながるイベントを開催しました。また、11月3日の第46回はとやま祭では、多彩なステージ発表や町内外から出店が行われ、強風下にもかかわらず推計3,200名が来場しました。さらに、鳩山町も共催となり、11月8日及び9日に鳩山カントリークラブで開催した「コスモヘルスカップ2025」では、シニアプロによる熱戦が繰り広げられ、2日間で1,671名が来場しました。今後も、健康寿命の延伸と交流促進にもつながる文化・スポーツによる地域振興を推進していきたいと考えております。
さて、本定例会に上程されます案件は、町条例の制定に関するもの8件、指定管理者の指定に関するもの1件、令和7年度一般会計及び特別会計、並びに企業会計補正予算の議定に関するもの6件、町道路線の廃止に関するもの2件の計17案件でございます。いずれも重要案件でありますので、慎重なご審議をいただき、速やかなるご議決を賜りますようお願い申し上げ、挨拶並びに行政報告とさせていただきます。