所信表明ならびに行政報告(鳩山町議会令和6年第3回定例会)

鳩山町議会令和6年第3回定例会(9月)

小川町長写真(1)

所信表明ならびに行政報告をさせていただきます。
私は、去る7月7日に執行されました町長選挙におきまして、町民の皆様方のご支援をいただき当選の栄に浴し、町政を担当させていただくことになりました。これからの町の発展と町民の皆様の暮らしの向上に全力を尽くす所存でございます。町民一人ひとりの声に耳を傾け、共に歩むまちづくりを進めてまいります。
ここで私の所信の一端を申し述べさせていただきます。鳩山町は、少子高齢化や人口減少、交通の便の悪さ、空家や農業の担い手不足など様々な課題に直面しております。
一方で町の魅力として、豊かな自然環境、首都東京から一番近い里山があり、福祉や子育て支援をはじめとした民生分野の施策は充実しているものと考えております。
こうした町の課題の解消と、現在の町の魅力を生かしてまちづくりを進めていくことが私の基本的な考えでございます。具体的には、選挙公報で掲げた5つの政策を私の任期中の4年間で進めていきたいと考えております。
1介護保険負担の軽減
2子育て日本一の鳩山に
3便利で活力みなぎる鳩山に
4農業支援と「鳩山ブランド」セールス
5質の高い行政サービス
でございます。
はじめに、「介護保険負担の軽減」でございますが、皆様がいつまでも、健康でいきいきと暮らせるまちづくりをすることで、介護保険料の維持・軽減が実現できます。そのためには、スポーツ・文化・芸術のサークル活動、イベントの活性化、公共施設の活用促進が必要です。「人生100年時代」でございます。皆さんが元気で笑顔あふれ、心と体が健康でいられるまちづくりを目指したいと考えております。
2番目として、「子育て日本一の鳩山に」でございますが、こどもは、町の未来を担う大切な宝です。子育て世代の方々との対話を通じて、こどもが成人するまで切れ目のない子育て支援を求められております。「子育てするなら鳩山町」と言われるような子育てにやさしいまちづくりを進めたいと考えております。
3番目として、「便利で活力みなぎる鳩山に」でございますが、くらしの利便性向上と新たな雇用創出、地域経済の活性化が求められております。さらなる公共交通システムの構築、デマンドタクシーの運用拡大、空き家を有効活用した企業誘致等により、くらしの利便性向上を図るとともに、鳩山町独自の財産、資源を活用した地域振興、観光振興を目指してまいります。
4番目として、「農業支援と「鳩山ブランド」セールス」でございますが、高齢化や後継ぎ不足等、私たちの「食」を支える農業は様々な課題を抱えております。企業との連携による週末農家の実現、農家をめざす若い人たちの育成と転入、「鳩山ブランド」のさらなる発掘・育成により、農家の皆様がいきいきと活躍できる環境づくりを進め、町長である私が「鳩山ブランド」のセールスの先頭に立っていきたいと考えております。
5番目として、「質の高い行政サービス」でございますが、自治体を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。筋肉質な財政基盤を構築すると共に、企業誘致や「鳩山ブランド」セールス、「ふるさと納税」による自主財源の増加策に取り組み、それらの財源をベースに質の高い行政サービス実現に全力を尽くしたいと考えております。
以上、町政を運営するにあたり、私の所信の一端を申し上げさせていただきました。
なお、町民の皆様が、私に期待されていることの一つは、町民の皆様の声を町政に正確に届け、反映させることだと考えております。今後とも、町民の皆様との対話を大切に、町政運営を行っていきたいと考えております。
また、役場の対応一つで、住民の生活が変わり、生活が豊かになります。笑顔であいさつができて、感謝ができて、時には謝罪ができる、笑顔あふれる役場にしたいと考えております。そして、現在の町政の良いところは引継ぎつつ、財政基盤を改善し、町民の皆様の期待以上の行政サービスを提供し、「日本一幸せな町・鳩山」を実感できるようにするために、その先頭に立って行動していきたいと考えております。町民並びに議員の皆様の一層のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。
続きまして、私からの行政報告をさせていただきます。
はじめに、「町長による職員面談について」でございます。
行政サービスの担い手である職員の「働きがい」についてのヒアリングを行い、組織力の向上を図り、住民の幸福を支える質の高い行政サービスの提供につなげるため、令和6年8月1日から、職員一人ひとりと対話をする「町長面談」を実施いたしました。
面談では、対象職員117名に対し、職場での人間関係や執務環境についての「働きやすさ」と、仕事の達成感等についての「やりがい」について、職員がどのように考えているかヒアリングいたしました。
今後は、ヒアリング内容を踏まえて、更なる組織力向上のために必要なことを検討し、できることから着手したいと考えております。
次に、鳩山町商工会納涼夏まつり実行委員会主催の「納涼夏まつりについて」でございます。
コロナ禍の影響もあり、昨年4年ぶりに開催された「納涼夏まつり」は、本年も引き続き、去る8月3日に中央公民館北側駐車場を会場として開催されたところでございます。
町長就任後、初めての大規模なイベントでございまして、来場された皆様に、櫓の上からご挨拶をさせていただきましたが、当日の気温以上に熱い、皆様からの思いを感じたところでございます。
当日は、第一部で「鳩山鼓韻の会」による太鼓の演奏、「EDМ」によるキッズダンス、さらに、「未遊連」(ミユウレン)による「よさこい踊り」などが披露され、第二部では、「太鼓プロジェクト因陀羅(インダラ)」による和太鼓演奏、「鳩山町盆踊り同好会」による「町民参加の盆踊り」が行われるなど、大いに盛り上がり、そして、多くの交流が生まれる祭りとなりました。
なお、当日の来場者数は主催者発表で2,500人と多くの方にご参加いただいたところでございます。
また、祭の締めくくりとして、夏の夜空に大輪の花を咲かせた花火でございますが、多くの方の協賛をいただき実施できましたことに感謝申し上げるとともに、会場からの大歓声をお聞きし、鳩山の暑い夏を楽しんでいただけたものと認識しております。
最後に、「埼玉県健康長寿優秀市町村表彰について」でございます。
埼玉県では、全県で健康づくりを推進するため、特に優れた事業を行った市町村に対し、埼玉県国民健康保険 保険給付費等交付金の交付と健康長寿優秀市町村表彰を実施しております。
このたび、令和5年度に町が実施した鳩山モデル箱推しヘルスプロモーション 「ハトチェックで健康づくり」が、健康寿命の延伸と医療費抑制効果に寄与する事業として認められ、健康長寿優秀市町村表彰の「優良賞」を受賞、国民健康保険 保険給付費等交付金の500万円が交付されました。鳩山町は、優秀賞及び優良賞を合わせ、9年連続の受賞となっております。
「ハトチェックで健康づくり」は、金沢大学の協力のもと、グルコース値を即時に測定するセンシング機器により参加者の実測値を取得し、評価・分析を行い、現在のリスクの有無だけでなく将来的な糖尿病リスクの出現率をAIが予測するもので、いまや国民病とも言われるほど深刻な疾病のひとつでもある糖尿病予防に着目した事業であります。
今後も、AIなどの先進技術を積極的に活用することで、より効果的に町民の健康づくりを支援してまいります。
さて、本定例会に上程されます案件は、規約の変更に関するもの1件、指定管理者の指定に関するもの1件、令和5年度一般会計、特別会計及び企業会計決算認定に関するもの6件、令和5年度水道事業会計未処分利益剰余金の処分に関するもの1件、令和5年度下水道事業会計未処分利益剰余金の処分に関するもの1件、令和6年度一般会計及び特別会計補正予算の議定に関するもの3件、町道路線の廃止に関するもの1件、工事請負契約の締結に関するもの1件、人事に関するもの2件の計17案件でございます。
いずれも重要案件でありますので、慎重なご審議をいただき、速やかなるご議決を賜りますようお願い申し上げます。
なお、併せて、財政健全化法に基づく令和5年度健全化判断比率の報告及び令和5年度資金不足比率の報告が計2件、令和5年度教育委員会の事務に関する点検評価の報告が1件ございますので、よろしくお願い申し上げ、私の所信表明ならびに行政報告とさせていただきます。

このページの内容に関するお問い合わせ先

総務課 秘書・総務・検査担当

〒350-0392 埼玉県比企郡鳩山町大字大豆戸184番地16

電話番号:049-296-1214

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