鳩山町議会令和6年第4回定例会(12月)
行政報告をいたします。
はじめに、「民間事業者との包括連携協定の締結について」でございます。
私が町長に就任してから、質の高い行政サービスを町民の皆様に提供できるように、民間活力を活用するため、企業等にトップセールスを行ってまいりましたが、就任から現在まで4つの民間事業者との包括連携協定の締結をいたしましたので、ご報告させていただきます。
まず、令和6年10月3日に、佐川急便株式会社と地域活性化包括連携協定を締結いたしました。これは、災害時の協力に関すること、見守り活動などの安全・安心に関すること、地域産品の流通・販売に関することなどを連携していくものでございます。
次に、同年10月10日に、埼玉中央農業協同組合とまちづくり包括連携協定を締結いたしました。これは、農業振興や災害における協力のほか、ふるさと納税返礼品等について連携して取り組んでいくものでございます。
次に、同年10月18日に、株式会社アナザーワークスと民間複業人材活用に関する連携協定を締結いたしました。これは、民間の複業人材を活用し、その専門的な知見や経験を行政課題解決に活用するための取り組みを連携して行うものでございます。
今年から実証実験を行い、若者の早期離職が当たり前のようになってきた時代の中で、新しい時代の働き方を町としても模索するものでございます。
次に、同年11月22日に、株式会社エデュリーと包括連携協定を締結いたしました。これは、子ども・子育て支援に関すること、教育・文化・生涯学習・スポーツに関することなどについて連携していくものでございます。まずは、町立幼稚園において、「充実した情報発信」や「保育の魅力向上」に関するテクニカルサポーターの派遣等を実施するものでございます。
このほかにも、質の高い行政サービスを町民の皆様に提供できるように、災害対策、DXの推進、空き家対策などについて、関連する事業者と協議を進めているところでございます。
次に、「鳩山中学校吹奏楽部の活躍について」でございます。
令和6年10月12日に行われた「第24回東日本学校吹奏楽大会」において、鳩山中学校吹奏楽部が金賞を受賞いたしました。
この東日本学校吹奏楽大会は、北海道・東北・東関東・西関東・東京都・北陸の代表がその技量を競う大会で、吹奏楽コンクールにおける最上位の大会の一つでございます。
大会当日は、ご家族やお世話になった先生方など多くの皆様が会場で温かく見守る中、「無辜(むこ)の祈り」という曲を情感たっぷりに演奏し、見事3年連続の金賞受賞となりました。
私も会場で拝聴いたしましたが、表現力が豊かで温かい音色、聴かせどころのソロなど素晴らしい演奏で、会場から大きな拍手をいただいておりました。そして何より楽しく演奏している生徒の皆様の姿が印象的でございました。
難関を突破して出場した東日本吹奏楽大会において3年連続で金賞を受賞したことは、大変快挙なことでございます。生徒たちの素晴らしい活躍に、心から敬意を表する次第でございます。
次に、11月3日に開催いたしました「第45回はとやま祭について」でございます。
町のお祭りとして、また、多くの町民の皆様が集うイベントである「はとやま祭」でございますが、季節外れの台風による降雨等は前日までに収まり、当日は晴天に恵まれた中で開催することができました。
また、開会式の挨拶で申しあげましたが、町長の立場で初めて「はとやま祭」に出席し、出店者の皆様の活力あふれる姿や、来場されている皆様の輝いている笑顔などを拝見させていただき、改めて、皆様の思いに応えた町政運営に取組まなければいけないと、思いを強く抱いたところでございます。
「はとやま祭」は、町民の方の交流の場、町の商工業のPRの場、そして、賑わいの生まれる場として非常に有意義な場であると考えておりまして、町内の事業者間の絆をより強く、そして、町民の方に、本町の商工業を知っていただくチャンスであると捉えております。
当日は、来場された町民の皆様、そして、出店された事業者の皆様の双方が、鳩山町らしいお祭りを存分にお楽しみいただくとともに、新たな感動などが生まれ、未来へのエネルギーとして繋がったものと考えております。
次に、「個人住民税市町村表彰について」でございます。
埼玉県では、個人住民税の税収確保において、優秀な成績を上げた市町村に対する表彰を実施しております。
このたび、令和5年度収入未済額圧縮率の町村部門で鳩山町が第1位となり、去る11月6日に知事公館にて、埼玉県知事から表彰を受けてまいりました。
収入未済額圧縮率部門での受賞は4年ぶり2回目、過去の納税率部門の受賞と合わせて8回目となりました。
本町では、人口が年々減少し、個人住民税の税収も減少傾向となっておりますが、自主財源の確保は重要な課題であることから、納税率の向上と滞納繰越額の圧縮を目標に、様々な対策を繰返し実施してまいりました。
今後も引き続き、納税者に寄り添う丁寧な対応を心がけ、町民の皆様のご理解とご協力をいただきながら、公平・公正な自主財源の確保に向け取り組んでまいります。
最後に、「中学生の税についての作文表彰について」でございます。
毎年、全国納税貯蓄組合連合会及び国税庁が共催、埼玉県、埼玉県教育委員会及び埼玉県租税教育推進協議会が後援し、中学生を対象に税の作文を募集しております。
このたび、鳩山中学校 3年 スボタ ヒロ さんの作品が、埼玉県知事賞に選ばれ、去る11月6日埼玉県知事公館にて、埼玉県知事から表彰を受けられました。
なお、令和6年度の作文応募は、351校、40,421点で、その中から1点選ばれたものでございます。
栄えある受賞を、心からお祝い申しあげますとともに、 ますますのご活躍を祈念いたします。
さて、本定例会に上程されます案件は、町条例の制定に関するもの11件、指定管理者の指定に関するもの2件、令和6年度一般会計及び特別会計、並びに企業会計補正予算の議定に関するもの6件の計19案件でございます。
いずれも重要案件でありますので、慎重なご審議をいただき、速やかなるご議決を賜りますようお願い申し上げます。
なお、併せて、専決処分の報告が1件ございますので、よろしくお願い申し上げ、行政報告とさせていただきます。