鳩山町議会令和7年第1回臨時会（5月）

行政報告いたします。
はじめに、株式会社ACSLとの協定締結についてご報告いたします。令和7年3月26日、株式会社ACSLと「ドローンを活用した災害時等における支援活動等に関する協定」を締結いたしました。トップセールスにより、埼玉県内の市町村では初の試みとなります。この協定により、埼玉県八潮市で発生しました道路陥没事故のような二次災害の危険性がある区域等において、ドローンによる迅速な現地把握や支援活動が可能となり、町としての災害対応力が大きく強化されるものと考えております。ドローンの導入や操縦者の確保が難しい中で、同社の持つ知見と機動力を活かし、被災者支援をより的確に行える体制が整いました。
次に、「職場改善について」でございます。私が町長に就任して以来、「笑顔の役場づくり」を目指し、全職員および所属長との面談を重ねてまいりました。その中で寄せられた提案や意見を基に、令和7年3月31日付で『職場改革計画2025』を策定し、4月1日から実施しております。本年度は、「職場改善提案制度の導入」、「時間外勤務の適正化」、および「職員呼称のルール化」の3点を柱におき、より良い職場環境の整備を進めることで、町民の皆様への行政サービスの質向上を図ってまいります。
続いて、「鳩山町文化財マスコットキャラクターの制定」についてです。国指定史跡「南比企窯跡」の指定を記念し、昨年10月から11月にかけてデザインと愛称を募集し、全国から356件の応募が寄せられました。厳正な選考を経て、3月20日に「かまっぽー」が町の文化財マスコットキャラクターとして誕生いたしました。今後は「かまっぽー」を通じて、南比企窯跡や町の歴史・文化を広くPRし、町の活性化へとつなげてまいります。
最後に、「住宅等防犯対策補助金」についてご報告いたします。令和6年度物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、町では本年4月より、住宅への防犯カメラ設置等に対して補助金を交付しております。補助額は経費の2分の1、上限2万円・下限5千円としておりますが、4月末時点で43世帯から申請があり、大変好評をいただいております。今後も、町民の皆様が安心して暮らせる地域づくりに向け、防犯対策をはじめ、幅広い観点から取り組んでまいります。
さて、本定例会に上程されます案件は、専決処分の承認に関するもの2件でございます。
いずれも重要案件でありますので、慎重なご審議をいただき、速やかなるご議決を賜りますようお願い申し上げ、挨拶並びに行政報告とさせていただきます。